【特別価格】蔵出しアイテム | パワーストーンのヒーリングスペース タオ

このデザートオパールは名前の通り、インドのラジャスタン州にあるタール砂漠の鉱山から産出するものです。
ラジャスタンという名前には、ラジャ（王の）スタン（土地）という意味があり、インダス文明が栄え数々の王朝が興った豊かな歴史の残る土地でもあります。

このデザートオパールが、珍しく稀少なオパールである理由は2つ！

このデザートオパール最大の特徴である縞模様は、オパールとカルセドニーが共生していることで生み出されています。
淡い水色から白色の部分が遊色効果を持たないコモンオパール、褐色の部分がカルセドニーになります。

▲太陽光での撮影▲

実はオパールもカルセドニーも、基本的に二酸化珪素(SiO2）から構成された鉱物です。

オパールは、二酸化珪素が溶け込んだ溶液が岩の割れ目や空洞の内部に入り込むことによって、徐々に形成されていきます。
乾燥によって水が蒸発し、二酸化珪素が残って層となり、再び二酸化珪素を含む溶液が空洞内に溜まり、更に乾燥して二酸化珪素の層が出来上がる…。

このようなことを何年も何年も繰り返し、気が遠くなるようなはるかな時を経ることで、ようやくオパールは形成されます。

一方、カルセドニーもミクロンサイズの二酸化珪素結晶が集合体となったものですが、オパールが水温50度前後とかなり低温で形成されるのに対し、カルセドニーはそれよりも高温で形成されます。
つまりオパールとカルセドニーが共生しているデザートオパールは、形成される際に温度変化の大きな幅が生じたことや、環境の変化が起こったものであることがわかります。

もちろん、研磨の際には原石の切り出す方向や磨き方によって縞模様の美しさに差が現れるため、今回ブレスレットに使用しているような美しい縞模様が現れているビーズは稀少価値が上がります。

オパールと言えばオーストラリアやメキシコが主要産地であり有名ですが、その他にもエチオピアやブラジル、ペルーなどからも産出します。
しかし、世界的に見てオパールの産地は火山性の流紋岩に含まれる熱水を起源とするものがほとんどであり、今回のデザートオパールのように砂漠化した場所から産出するオパールはごく限定された地域に限られるという、大変珍しいものとなります。

また、このデザートオパールにはブルーオパールが含まれていますが、ブルーオパール自体も産出地が限られる稀少な存在であることから、今回のように美しい発色のブルーオパールが含有されたデザートオパールは大変稀少なものになります。